サロン経営者を襲う利益アレルギーという深刻な病

なぜあなた独立して起業しようと思ったのでしょうか?もしくは起業するために日々学ばれているのは何故なのでしょうか?

まず始めにここで改めて押さえておきたいのは、ビジネスの目的とは何か?についてです。

ビジネスの目的は利益の最大化です。
利益をたくさん稼ぐことです。

もちろんこれだけではないというのは重々承知しています。

「今までの自分の技術や経験を生かしてお客さんに喜んでもらいたい」
 「この素晴らしい商品やサービスを多くの必要としている人に届けたい」

そのような理由も当然あるでしょう。

しかしそれは経営の両輪のうちの1つに過ぎません。
もう1つは、言わずもがな「利益」です。

 

利益を上げるのは悪いことなのか?

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ガンガン利益をあげましょう!
もっともっと稼ぎましょう!

こう言うと

「なんだアイツは!金の亡者め!」
「アイツは強欲な人間だ!」

と揶揄されてしまうことは容易に想像がつきます。
もしかしてあなたもそう思われたかもしれません。

果たしてそれはなぜなのでしょうか?
それは真実なのでしょうか?

もしかするとそれは「利益」に対して誤解しているのかもしれません。
であれば、その誤解を解くことで、より気持ち良くビジネスを行い、アクセル全開で稼ぐことのできるように認識を変える必要があります。

この辺りを今一度整理しながら、あなたと一緒に考えていきたいと思います。
今回はそんなお話です。

 

あなたの足を引っ張っているもの・・・

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私たちは、少なくとも生まれてから約20年以上は「自ら学ぶべき人を選んで学ぶ」のではなく、たまたまある環境に身を置き、そこにたまたま存在する「大人」から色々なことを学びます。

そんな中で、

「お金儲けはいいことだ!」
「どんどん稼ごう!」
「利益を最大化しよう!」

そんなことはおそらく教えられることはありません。
なので、「利益の最大化」や「どんどん稼ぐ」というのは普通に暮らしていく中では「非常識」なことであり、この非常識さに普通は違和感を覚えるので、独立してビジネスを始めてもこの「非常識さへの違和感」が邪魔をして、重要な目的である「利益の最大化」に対して無意識にブレーキを踏んでしまうのです。

まずは、この言い知れぬ違和感の存在をもう一度認識していただいて、一旦、利益に対する考え方や捉え方をリセットして、気持ちをフラットな状態にして、以下のお話しに耳を傾けてみてください。

もちろん、ここまでの話で納得のいかないことがあればここで閉じていただいて構いません。

しかし、何となく「そうかも」と感じていただけるのなら、最後まで見て頂だいた頃には、きっと「利益」に対する認識が変わっているはずです。
そして、あなたのビジネスを加速させるヒントに繋がるはずです。

 

なぜ利益が必須なのか?その3つの理由とは?

 

なぜそんなに「利益の最大化」にこだわるのかについてこれからお話ししていきます。

ぜひあなたの今のビジネスの状態と絡めて一緒に考えていただければと思います。

 

利益が大切な理由その1:投資のために必要だから

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あなたがビジネスを行う上で必要な固定費や変動費、これら必要経費は粗利から払っています。

・粗利とは売上から原価を引いたものです

これらは文字どおりビジネスを行っていく上で「必要な経費」になります。

一方で先に述べた「研究開発や投資」というのは必ずしも必要ではないわけです。

「もし余裕があればやろう」というレベルです。

例えば「投資」には「設備投資」や「人材投資」があります。
お店の設備をより良いものにすれば、より良いサービスが提供できたり、機械化によってコストの削減が出来たりして生産性があがります。

人材投資ではどうでしょうか?

例えば研修を受けさせたり、給与やインセンティブを上げることも人材投資です。
もちろんそれは従業員だけでなく「あなた自身」に対してであっても投資になります。あなたが技術セミナーを受講して技術が上がれば、お客さんに提供できるサービスの質は上がりますし、経営のセミナーや講座、教材を買うなどして勉強するのも投資です。

いかがでしょうか?
あなたのビジネスの質を上げ、生産性を上げるために「投資」は必要なのです。

とはいえ、「必須ではない」ここがミソです。

ここであなたに考えていただきたいのは、「やらないよりはやった方が良い投資」に積極的に取り組んでいる人と後回しにして取り組んでいない人とではどちらが長期的に有利にビジネスができるでしょうか?

 

利益が大切な理由その2:研究開発のために必要だから

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「研究開発」と聞くと例えばメーカーの話だと感じるかもしれません。
「それ、私に関係あるの?」と。

研究開発は何も研究所で白衣を着て実験をするということだけではありません。

たとえば新メニューの開発。当然初めから上手くいくものが出来るはずもなく自分で納得できるものが出来るまで、試行錯誤を繰り返すことになります。

そして今度はそれがリリースされてからお客さんがある程度満足のいくものになるまで試行錯誤が続くことになります。

当然これらはタダではできません。なのでこの財源は「利益」から出すことになります。つまり「研究開発費」です。

さらにこれは、あなたのビジネスで扱うモノやサービスの話だけではありません。
経営やセールス、マーケティングについても同じです。

たとえばチラシ。

これも先に述べた商品開発同様、反応が出るデザインやオファー、文章は何か?また、反応するのはどんな客層なのか?といったマーケティングでも同じことです。

これらもタダでは出来ません。少なからずお金がかかるわけで、その財源もまた「利益」から。すなわち「研究開発費」ということになります。

先に述べた「理由その1」と同様、これもまた必ずしも必要な経費ではないので余裕があればやるということになってしまいます。

再びお尋ねします。

このような試行錯誤にお金をかけてビジネスを磨く経営者と、そうでない経営者。どちらがより質の高いサービスをお客さんに提供し、支持してもらえるでしょうか?

 

利益が大切な理由その3:再分配(還元)ができなくなるから

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再分配とは何なのか?おそらく聞きなれない言葉かもしれません。

分配なのであげてしまうと思われるかもしれません。もちろんただ単に配るということではありません。それはビジネスではなくボランティアになってしまいます。

ではその分配とはどういうことなのか?
また、その対象は何なのか?というと大きく3つに分かれます。

 

再分配先1:従業員

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これは人材投資と少し似ています。つまり従業員に対して分配するということです。従業員は日々業務をこなしていく中で知識や技術、そして経験を積んでいきます。

その中で日々優秀になっていく従業員に対してその貢献を評価し、分配するということです。それは給与を上げることかもしれませんし、インセンティブを上げることかもしれません。もしくは食事会や旅行という形で還元することもできます。

従業員がこのために働いているわけではないのですが、人は誰しも承認欲求を持っていて「正当に評価されたい」と考えています。なので、それが叶わないものになると、他にしっかり評価してくれるお店に行ってしまったり、自分で独立して起業したりします。

もしかするとあなたもそんな経験をお持ちかもしれません。

特にサロンは人に大きく依存しますのでサービスの質やお客さんにとっても、大きな影響があります。

そのような不毛な摩擦を減らし、あなたのビジネスの質と生産性の向上のためにも利益から従業員への再分配が必要であるということです。

 

再分配先2:あなた自身

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独立して起業する。
自分のビジネスを立ち上げる。

これがいかに大きなリスクを伴うかについてはご存知のことかと思います。

であれば、リターンもそれに見合った大きなものになって欲しいと考えるのは至極当然の話です。

もちろん贅沢をするのも私は大賛成ですが、それと同じくらい緊急用のお金として自分に置いておくのも必要です。

それがあることで、新たなことにチャレンジしたり不測の事態にも対応できるのです。

さらに精神的な安定ももたらしてくれます。

 

再分配先3:お客さん

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お客さんに分配?
と驚かれたかもしれません。

しかしこんな言葉を聞いたことはありませんか?

「お客様還元セール」

このように日頃の愛顧を感謝し、その気持ちを表すためにお客さんに利益を還元するということです。もちろんこれも利益から出るわけです。

他にも、私のクライアントの例で言うとお客さんの誕生日に小さなお花をプレゼントしている人もいますし、パーティーを開いて無料招待をしている人もいます。

ビジネスは関係性ありきです。相手は人間です。

下心があろうとなかろうと、こういう事をされれば嬉しい。する方も嬉しい。ここにビジネスの好循環が起こるわけです。

あえて言葉を選ばずに言えば「忠誠心を買う」ことに繋がるわけです。

それだけではありません。

例えば、値段はそのままでより良い材料を使うことも可能かもしれません。提供するモノやサービスの質が上がることでも間接的にお客さんに分配していることになります。

そしてこれらの差益を吸収するのが他ならぬ「利益」からになるわけです。

補足:これらは再投資とも言えますが、「投資」を先に述べましたのでここではあえてややこしさを回避するために「再分配」という言い方にしました。

 

重要なのは、「利益の使い方」

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いかがでしょうか?

ここまで読んでいただければ、利益の最大化に対して

「なんだアイツは!金の亡者め!」
「アイツは強欲な人間だ!」

と思うことはないはずです。

つまり利益を最大化するということはすべての人にとって「素晴らしいこと」なのです。

ではなぜ、非難が起こるのでしょうか?
よく思い出してみて欲しいのですが、その非難は利益を得ることに対してではなく、「利益の使い方」に対して起こるのです。

先に述べた利益が大切な3つの理由

  1. 投資
  2. 研究開発
  3. 再分配(還元)

これらに使うのではなく、ひたすら自分の懐に溜め込み贅をつくす。どんな使い方をしようと個人の自由ですが少なくともそれではビジネスが長続きすることはありません。

周囲の人に愛想尽かされるのがオチです。

余談ではありますが、そんな風に馬や高級車を買いまくって破綻させた大手サロンの経営者もいましたね・・・。

利益を最大化し、正しく使う。
これがあなたの周りの人々を幸せにすることができる利益に対しての考え方、捉え方なのです。

 

屁理屈抜き、全て現実

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ここまで私の話を聞いていただいたあなたにはご理解いただけると信じていますが、

これらは屁理屈ではなく、正当化でもありません。

必要経費以外で、あなたのビジネスの質を高めるために、

  • 投資
  • 研究開発
  • 再分配(還元)

を行うために使えるお金の財源は何でしょうか?

そうです。
利益以外にありません。

借入金という答えもあるかもしれませんが、借入金の返済の元金は利益からの支払いです。経費で認められるのは利息だけです。結局借入金は利益の前借りでしかないのです。

つまり現実的に考えても、利益こそがあなたやその周りを幸せにしてくれる源なのです。

 

もったいない!日本の損失です

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では逆に、この利益がなければどうなるでしょうか?

あらかた想像はつくかと思います。なので詳細は省きますが、ひとつ言えることは「誰にとっても良いことはない」ということです。

これを冒頭でお話しした「間違った常識」や「世間の空気」でガンガン利益を得ることに違和感や罪悪感を感じてしまい、あなたが無駄にブレーキを踏んでしまうことになってしまっていたら・・・。

これは非常にもったい無いことです。

大げさに思われるかもしれませんが、あなたやあなたの周りの人間、ひいては地域、日本にとっても損失であると言えます。

 

世間の常識は、あなたにとって非常識

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日本の社会人のほとんどが、何かしらの企業に雇われています。

そしてそのほとんどが年収1000万円も満たない人ばかりです。

独立して起業している、あるいは1000万円以上稼げているのは全体の3.8%。

つまり残りの大多数である96.2%の普通の人々が考えている「常識」とあなたの「常識」が違うのは至極当然です。

違和感を感じてしかるべきということです。

もし、あなたが「利益という概念に対して捉え方や考え方を勘違いしていたな」と感じ、利益に対して新たな考えを持って取り組んだり、違う視点を持つことができたのならこの記事を書いた甲斐があります。

ぜひあなたのビジネスに役立てていただければと思います。

 

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